2016年10月入社の前川さん

INTRODUCTION
働く人を紹介します

なぜOWNグループに入ろうと思ったか?

競合が多い飲食業界の中で戦略的なマーケティングを学べる環境がある事と、仲間と協力し貢献すればリターンを得られる待遇があると考えているからです。
また、上司と部下のコミュニケーション力が高い、信頼関係を大切にする会社の方針が個々のポテンシャルを最大化させる事に繋がっており、グループ全体の、社内交友関係が強く結びついているところも60を超える店舗運営を効率化させている一つの大きな要因だと思います。グループ全体、向上心ある社員が多く意見交換などの機会は、自分にとって大変学ぶべき事多くあります。求められる功績の基準も高いものではありますが、そこがまた一つの挑戦にもなり自己成長にも繋がると思っているからです。
できなくても向上心がある人材を大切に育てていく、できない部分をみんなでカバーし合っていくグループの経営方針は自分の性に合っているとも思います。
また、経営上大切な部分であるビジネス戦略を社員で常に共有し、共通認識を持たせる風潮が結束力を高めています。そして新しい事へのチャレンジを後押ししてくれる会社なので挑戦意欲が沸きます。
あくまでも成長するか止まるかは自分次第ではありますが、ここまで自己成長を促す環境がある飲食サービス業の会社は少ないと思っています。

現在の仕事の内容と魅力や、やりがいを教えてください。

職務は仕入予算の管理、原価高騰店舗の要因分析と改善策提案、地方業者との価格交渉を中心に地方店舗のご当地POPメニューの立案とオペレーション改善、調理場修繕関係全般、調理場内衛生管理項目の実施確認など担当しております。
地方での出店が多い中、レシピを模索してご当地メニュー作成をします。地場社員からのヒアリングはかなりの有力な情報源です。自分で食べに行くのが一番ですが、スケジュール的に厳しい時は周りの情報を頼りに、レシピを立てる作業に入ります。ターゲット層を想像し、見た目や地域性を考慮して組み立てて行くレシピ作成の過程は他では中々経験できません。基本的に、一度出したレシピにやり直しはやりたくありませんので、最後に上長確認をする時は中途半端にせず納得行く物だけを提案します。未知の地域で提供するメニューだからこそ立案するまでだけでもやりがい充分です。
また、考え抜いたそれが出店先の社員やお客様に美味しいと本音で言って頂けた瞬間は感極まります。考え悩み研究した時間は無駄ではなかったな、と。自己満足感はありますが、自分の料理が認めてもらえる、喜んでもらえる事は料理人の醍醐味です。
マニュアルはありますが、お客様の要望には最大限応えるスタンスで日々営業に入ります。あれが食べたい、これが食べたいにお応えでき、なおかつ満足頂けた時も非常に嬉しい一瞬です。
調理場は裏方仕事ですから、ホール社員から売上達成の声を聞いた瞬間も達成感に満ち溢れます。

現在の仕事の内容と魅力や、やりがいを教えてください。入社から現在の役職に就かれるまでの、キャリアの流れを教えて下さい

入社は四季彩札幌店で、一般社員として入社致しました。同時お店はオープン1ヶ月間もない頃、調理場に関しては立ち上げを担当された料理長がいましたが、周りは全員アルバイト、始めてやる子がほとんどでした。
一般社員として入社し、料理長が新店立ち上げという事でお店を去り、私が料理長を任せられる流れになりました。
その当時、私は37歳でした。後に入社してくる社員は50代の方ばかりでした。もちろん今まで沢山のキャリアをお持ちの方ばかり。立場としては料理長でしたが負けず嫌いの性格が全面的に出ていました。変なプライドが邪魔をして周りの意見を素直に聞き入れる事ができなかった時期です。
当時は、良いものは良い、他人の意見を肯定できる余裕が無かったです。自分本位全開だったと思います。
時が過ぎて、人の意見を聞く、取り入れる事が後々の成長に大きく繋がると気づいたのは、ふと現場で孤独感を感じた時でした。まるで一体感が無い、これは自分のわがままのせいだなと。自分が全て正しいはずないな、と。ただの自分のわがままだと。
一店舗で共に目標を追う仲間と、しっかり面と向かって話し合う事、相手を尊重する事を忘れていました。尊重し合う姿勢がお互いの相乗効果を生み、より成長できるはずなのに意地を張り続けていました。
これでは成長は無いなと感じ、それ以降、他人の意見、アルバイトの意見だって取り入れるスタンスで今もいます。
入社一年後、札幌新店(和)オープンに携わる流れとなり、その後もほとんどの新店立ち上げに携わらせて頂きました。茜屋秋田店が立ち上がった頃、統括料理長に就任させて頂く事になります。
当時は株式会社Twelve、8店舗程でした。
現在はTwelveDiningとなり、18店舗です。
遠隔地のフォロー体制をどうとっていくかが今後の課題となります。
わたしとしては、組織拡大するにつれてルールやマニュアルの重要性と基本に忠実な経営方針に変えて行く事。今後ますます拡大して行くだろう。飲食マーケットで戦っていく為の様々な施策や販促に順応していける幹部の適応力を備えて行く事。クオリティ維持と並行し料理の簡素化。ここを重要視していけたらと思います。
各社共に、より横の繋がりを密にグループ全社が当たり前を当たり前にできる仕組と体制を構築する事で、次のキャリアビジョンが見えてくるかと思います。

最も印象に残っている仕事のエピソードを教えてください。

コロナ禍を経て、沢山の仲間と交流も深められる時間もあり調理場主格メンバーで今後についてミーティングした事がありました。その中で、『どうしよう。ここまで落ちてしまったら、飲食業から卒業かなぁ』と不甲斐にも言ってしまった時がありました。その時に数名から、ここまで頑張ったのに何言っているんだと、ここまでついて来たのにそんな事言うな、と。仲間に勇気と希望をもらいました。

今後の、ご自身の目標やOWNグループでどんなことがしたいか教えて下さい。

全国展開の会社であり、地方特性をより生かしたメニュー考案、地域への貢献に力を入れていきたいと思います。
我々は飲食店でありますから、メニュー力強化は永遠の課題です。そのメニュー力強化の第一歩としては、まずより良い商材の選定、産地から買い付けるルートを模索していかなくてはなりません。食で勝ち残れるのは厳選された食材と素材を活かせる料理人ありきです。
今後は地域ブランドを確立させる動きを行なって行く事で、弊社の地域での存在意義が生まれ経営の活性化と地域の貢献に繋げていきたいと思います。

最後にOWNグループに関心のあるみなさんへのメッセージをお願いします。

会社の経営理念である私たちの成長なしに会社の成長なし。常に謙虚に学ぶ心を忘れません。とあります。私はこの理念が心に刻まれています。なぜなら飲食業界の動向として年々インバウンド需要が世界各国で高まり、世界の食の多様化が進んでいます。多様化するサービス、食文化、全てがまだ未知数だからこそ、そこにやりがいを感じるからです。これからの飲食業界は付加価値の高いメニュー開発や新人育成の精度が企業の成長に大きく響いてくると考えています。

OWNグループでも人材育成する為に様々な活動を行なっています。調理場では面談を通じてまずは、なりたい自分の設定、なるための目標を立てる、ここからスタートしてもらっています。なりたい自分がなければ成長意欲も湧かないまま、時が過ぎてしまいます。時間を無駄にせず、熱意と情熱をもって、沢山の学びと経験を経て成長した先には、あなたにしかわからない新たに見える世界があるでしょう。

仕事に目標を持った人は自然と自主性が生まれてきます。OWNグループにはそんな仲間が沢山います。

飲食サービス業界の門に入り25年の私も若手に背中を押される場面がある、そんな会社です。

可能性と熱意をもった仲間がたくさん待っていますので、どんどん飛び込んできてください!